ごあいさつ
僕は1987年に初めてタイ料理を食べました。食べた場所は歌舞伎町、スナ
ックを改装したような店で、天井にはミラーボールが回っていました。
初めて目の前に出てきた異国のスープ。「タイの味噌汁ですよ」こう説明
を受けスープをすくった。今まで嗅いだこともない匂い。具を口に入れる
と硬い。とても硬い。それでもガリッと思い切り噛んだ。苦い、、、、
「あっ!それは食べちゃだめ。カーは食べれるけど食べないよ。」葉っぱ
みたいなものを摘み上げたときには「あっ!それも食べられないよ」
え?食べれるけど食べない?何で食べられないものを除いてからお客さん
に出さないんだろう? 失礼だな。んんんん、、、、
次に出たのが生のエビ。なにか青い血管がよく見えて強烈な匂いの薄茶色
の液体がかかっている。この臭い液体は一瓶3,000円もするという。食中毒
になったらどうしようかと思い食べるのを拒んだ。朝7時のタイ料理店。
これから大学の授業があるからお腹を壊したら大変だ。
タイ料理っていうのは野蛮で変な料理だ。こんなふうに最初は感じました。
その日、出てきた料理に食べられるものがほとんどなかった僕は卵焼きとパ
サパサしたタイの米ばかり食べた。遠藤誠19歳。朝7時のタイ料理店での出来事です。
タイ料理っていうのは“野蛮で変な料理”だ。最初はそんなふうに感じました。
その“野蛮で変な料理”とは、、、そうです!トムヤムクンとクンチェーナンプラー(海老のお刺身)です。薄茶色の臭
い液体は勿論!ナンプラーです。当時3,000円くらいしていましたが、時が経った現在 は
300円くらいで買うことができます。 そして20年前、野蛮で変な料理と感じた大学生が、今では毎日タイ料理を食
べるようにもなりました。 20年間ですっかりタイ料理の虜になってしまいました。
なんでこんなに好きになってしまったのか、、、? タイ料理って本当に不思議です。
本書は<本当に行ってほしいタイレストランを紹介>することをコンセプトとし、すでにタイ料理の虜になっている方にも、
これからタイ料理ファンになるという方にも楽しんでいただけるガイド本です。
近年、タイ料理に使われているハーブやスパイスが身体に良いことが一般の方にも広く認知されてきました。
2008年現在、日本国内にタイレストランは750店はあると言われております。(2007年より130店増)
今後益々タイ料理の魅力が理解され、日本にタイレストランが増えて欲しいと思います。
最後になりましたが、タイファンの一人ひとりがタイ王国の良さを人々に伝えましょう。皆で一緒にタイ料理、そしてタイ王国をナンバーワンにしていきましょう!
2008年5月 遠藤誠
お問合せ先:制作部内 タイレストランガイド編集部
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